地方で働きながらの不妊治療!満身創痍

30代後半、地方で働きながら取り組んだ不妊治療の記録です。

仕事との両立

18.不妊治療総括-②仕事との両立編

お金がかかる不妊治療…。そのためにも共働きが必須状態の我が家でしたが、仕事との両立にはとにかく苦労しました…。 沢山の方が記事にしている内容ですが、経験を踏まえて私なりの結論をまとめてみました。 1.両立の難しさの原因 2. 不妊治療にまだ適した仕…

15.妊娠中期-⑨母性健康管理指導事項連絡カードを職場に提出する

無事にお腹の赤ちゃんを出産するために、仕事環境を変えなければならない…。病院での号泣事件の後、私は決心した。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 私が通っていた病院の先生は重度の悪阻についてあまり親身になってくれなかったが、“しんどい・辛い”と思…

15.妊娠中期-⑦仕事で忙殺 病院で号泣事件 その1

妊娠中期の後半とも言える26週に到達した頃、世の中は年末に差し掛かろうとしていた。 そして、私の悪阻はまだ終わっていなかった。レモン水のおかげで少しましになっていたが、検診毎の3時間の栄養点滴は不可欠だった。 この頃にはもう、出産するまでこの…

15.妊娠中期-⑥同僚の何気ない言葉で傷つくこと

私の会社では不妊治療時の対応と違い、妊娠という黄門様の印籠を手に入れた妊婦には、法律や厚生労働省の指導に則った保護制度があり、実際にそれを利用できる空気がある。その一つに、妊娠中の通勤による負担緩和や残業の禁止(本人の申し入れが必要)があっ…

14.妊娠確認後-⑨病院の母親学級(平日…)

妊娠13週の地元病院での診察の際、病院主催の母親学級を案内された。聞けば丁度私位の週数の人を対象とした月に1回の教室が3日後にあるとのことだ。 平日開催だったのと、悪阻の関係で、あまり乗り気では無かったのだが、面談した病院の保健士さんの強い勧…

14.妊娠確認後-④不正出血

妊娠6週目頃からの酷い悪阻で飲食や本を読むことなど、日常生活のささやかな楽しみが全て苦しみに変わってしまった。車酔いのような止まらない吐き気は、私が日常生活で字を読むことさえも難しくしたのだ。しかし、机仕事の私が字を読まない、パソコンを使わ…

14.妊娠確認後-③悪阻で通勤、地方故に私は苦しまねばならぬ…

2回目の検診(6週目)直後から始まった重度の悪阻。主な症状は重度の吐き気だったわけだが、この吐き気は食欲減退や体重減などの身体的な問題をもたらしただけでは無く、私の通勤をも危うくしてしまった。 私は居住地の地方に異動した時から、バスを利用して…

14.妊娠確認後-②ひどい悪阻と上司報告

2回目の検診の帰りに災害レベルの記録的な大雨で、地方の自宅に帰れなくなるという、とんでも無い経験をした。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 検診は別日でも問題はさほど無いが、ホルモン周期によって施術が行われる不妊治療では何かのトラブルで予定…

13.3度目の移植-⑤交通機関が麻痺する中クリニックに行った

3度目の体外受精の胚盤胞(着床前診断までしたもの)移植日に震度6の地震発生!麻痺する交通機関。高齢の両親は車を手放しており、平日の昼間に移動の手助けを頼れる人もいない!最後の手段のタクシーは長蛇の列…どうなる私の胚盤胞移植! baby-waiting-blog…

13.3度目の移植-③移植に備えたのに…

3度目の移植に向け、更なる年休の取得について上司に了解を取り、同僚にはお詫びをした私。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 上司との話し合いは、思いのほかスムーズだった。私の置かれている状況→体外受精のスケジュール的大変さ・不確定性→その中での勤…

13.3度目の移植-②勇気を出して年休を取る

このままだと仕事を辞めなければならなくなる。 不妊治療と仕事のどっちつかずの現状は本当に良くない。同僚にもかなりの迷惑がかかっている。 ただ、どうせ辞めてしまうのであれば、その前にあがいてみよう!と奮い立ち、3度目の胚(胚盤胞)移植に向け、一つ…

13.3度目の移植-①今までに無い焦り

5月に行った2度目の胚盤胞移植がうまくいかなかったことは、本当に大きな衝撃だった。 グレードも高く、着床前診断の結果、染色体にも異常が見られなかった胚盤胞。なぜ上手くいかないのかを自問しても答えが出ないことは分かっていたが、次の3度目の移植も…

11.5.小噺-③不妊治療中の自主的我慢生活

ちょっと重いお話が続いたので、小噺を3回ほど挟むの第3弾です! 不妊治療中は色々気を遣うことが多かった。 まずは体を冷やさない!ということで、服装に気を付け、暑くても冷たい飲み物・食べ物を控えた。 妊娠を助けるとされる葉酸を摂取するため、ホウ…

11.2度目の移植-①治療と仕事のどっちつかず

1ヶ月の休止期間を置いた後、胚盤胞移植のため、服薬などの準備が移植予定日の半月ほど前から始まった。 採卵と移植を同月に行った前回と違い、移植のみであったのでまだ少し心に余裕が持てた。 baby-waiting-blog.hatenablog.com とは言え、薬の服用開始の…

10.胚移植の小休止期間-③4月、取り残された職場で多忙を極める

4月になった。予想通り、いや、それ以上に多忙を極める職場を、直属の上司達や私以外の班員達は笑顔で爽やかに去っていった。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 採卵のための薬の影響で子宮が腫れていたため、治療を1ヶ月休むことになったのは結果的には良…

10.胚移植の小休止期間-②異動という希望と絶望

私の会社では4月の人事異動が一番多い。かくゆう私も次の4月の異動で元の勤務地へ戻れることへの希望に胸を膨らませていた。 元々期間限定の地方勤務であったし、異動が可能な最低限の年数は勤務したし、何より不妊治療や、その他実父の病気(不妊治療を始め…

9.体外受精への挑戦2(トライ アゲイン)-②2度目の採卵と仕事との両立

体外受精2巡目。一から方針の再検討である。 といっても、移植は指定日にクリニックへ行くだけなので、患者に選べるのは排卵誘発方法位だ。しかしこれがとても難しい。どの方法を選択するかで採卵に向けた通院回数=仕事への負担 が、大きく変わってくるから…

9.体外受精への挑戦2(トライ アゲイン)-①治療を継続するのか

体外受精を0から再挑戦しなければならなくなった絶望は大きかった。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 受精卵には各段階に応じてグレードがあり、一般的にグレードが高い方が妊娠率が高くなると言われているのだが、私が移植した初期胚のグレードは5段階評…

8.体外受精への挑戦-⑤初期胚移植 かかる大金 たまった仕事 体調不良 そして…

無事初期胚に至った受精卵ちゃんを移植するためクリニックに急いだ。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 初期胚の移植は麻酔を使う必要もなく、採卵よりかなり楽だった。受精卵ちゃんを子宮に入れてもらう時、 先生が『今、入ってますよ~。』 と声をかけて…

8.体外受精への挑戦-④採卵後の卵子ちゃんの経過

通院していたクリニックでは、状況に応じて初期胚と胚盤胞どちらを子宮に移植するか選択する。 卵子を複数個採取でき、受精後の分裂もうまくいった場合は、初期胚と胚盤胞、それぞれ保存したりすることもあるらしいのだが…、今回はたった1個の卵子しかなかっ…

8.体外受精への挑戦-②通院の大変さと仕事量の増加

体外受精のためには、当然ながら受精させる卵子を体から採取しなければならない。今回、私の選択した少しマイルドな排卵誘発方法では、採卵のタイミングを見計らうために、1~2日毎の通院を2~3回繰り返し、注射や服用薬を調整しながら採卵日を決定する。 ba…

8.体外受精への挑戦-①排卵誘発方法の選択

一言に体外受精と言っても、排卵誘発の方法はいくつかある。他クリニックのホームページなどをいくつか見てみると、排卵誘発剤をバンバン使って多くの卵子を排卵させる一般的な方法から、1ヶ月に1つ自然に排卵される卵子を利用するものまで、クリニック毎に…