地方で働きながらの不妊治療!満身創痍

30代後半、地方で働きながら取り組んだ不妊治療の記録です。

体外受精

18.不妊治療総括ー⑦妊娠期間

妊娠後も不妊治療の影響があった。 私の場合、 妊娠=即不妊治療専門クリニックの卒業 にはならなかった。 妊娠3ヶ月の安定期に入る頃までは、2週間に1回の通院、胚盤胞移植後からの続いている薬の服用や座薬・ホルモン補充テープなどを継続しなければな…

18.不妊治療総括-⑥着床前診断

過去記事の通り、私達夫婦は体外受精の過程で 、着床前の受精卵の染色体異常を調べる着床前診断(PGS検査)を利用した。 それは私達の不妊治療には必要なことだった。 『命の選別』等、賛否両論ある検査だが、私達夫婦がこの技術によってどんなに助けられたか…

18.不妊治療総括-③地方・病院編

地方に住みながらの不妊治療…それは治療にとってハードなスパイスでした。 色々想いが溢れている部分なので、お金編、仕事編に続いて、この点についてもまとめてみます。愚痴っぽい内容になってしまうのは、どうかご容赦を…。 1.大前提 2.地方の病院事情 3.…

18.不妊治療総括-②仕事との両立編

お金がかかる不妊治療…。そのためにも共働きが必須状態の我が家でしたが、仕事との両立にはとにかく苦労しました…。 沢山の方が記事にしている内容ですが、経験を踏まえて私なりの結論をまとめてみました。 1.両立の難しさの原因 2. 不妊治療にまだ適した仕…

18.不妊治療総括-①お金編

前記事の通り、不妊治療や重度の終わらない悪阻を経て何とか子供を授かることができました。私の不妊治療の総括として、今回はお金についてまとめます。 ~・~・~・~・~・~・~ 1.不妊治療の内容 2.不妊治療にかったお金 3.それ以外のお金 4.お金まとめ…

14.妊娠確認後-①記録的大雨、止まる公共交通機関、地方は辛いよ

激務、体調不良、大地震など、血反吐を吐くような思いをしながら受けた3度目の体外受精の結果、何とか妊娠に至ることが出来た私。 baby-waiting-blog.hatenablog.com しかし、喜びもつかの間、その後も色々大変だった。 まず、妊娠3ヶ月の安定期に入る迄、…

13.3度目の移植-⑥移植結果

貴重なG5AAの胚盤胞(着床前診断を行ったもの)を移植する当日、震度6の地震に見舞われ公共交通機関が麻痺する中、泣きながらタクシー待ちの列に並び3時間近く遅刻しながらも、何とか移植にこぎつけるという、万全の体制で臨んだはずがバタバタの中終わってい…

13.3度目の移植-⑤交通機関が麻痺する中クリニックに行った

3度目の体外受精の胚盤胞(着床前診断までしたもの)移植日に震度6の地震発生!麻痺する交通機関。高齢の両親は車を手放しており、平日の昼間に移動の手助けを頼れる人もいない!最後の手段のタクシーは長蛇の列…どうなる私の胚盤胞移植! baby-waiting-blog…

13.3度目の移植-④交通機関が麻痺する中クリニックに行こうとした

嘘のような本当の話…。そう、3度目の体外受精の胚盤胞移植予定日の朝、大きな地震が実家近くを襲った。 移植は午後からだったので、その時私は、実家のベッドでゆっくりしていた。あっ地震だ!と思った瞬間、体験したことの無い揺れに見舞われた。揺れている…

13.3度目の移植-③移植に備えたのに…

3度目の移植に向け、更なる年休の取得について上司に了解を取り、同僚にはお詫びをした私。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 上司との話し合いは、思いのほかスムーズだった。私の置かれている状況→体外受精のスケジュール的大変さ・不確定性→その中での勤…

13.3度目の移植-①今までに無い焦り

5月に行った2度目の胚盤胞移植がうまくいかなかったことは、本当に大きな衝撃だった。 グレードも高く、着床前診断の結果、染色体にも異常が見られなかった胚盤胞。なぜ上手くいかないのかを自問しても答えが出ないことは分かっていたが、次の3度目の移植も…

11.5.小噺-①体外受精の費用 お金がない!

ちょっと重いお話が続いたので、3回ほど小噺を挟みます! 不妊治療あるあるで、たくさんの人が既に記事にしている内容だが、体外受精にはえげつない費用がかかる。 不妊治療開始時に受けた卵管造影検査や血液検査などで10万円以上かかっただけでも目玉ぽー…

11.2度目の移植-②移植にかける期待

仕事のバタバタと通院で体力的・精神的な消耗は激しかったが、今回の移植にかける期待は大きかった。 なぜなら今回移植するのは初期胚よりも分裂が進んだ胚盤胞! 胚盤胞に分裂するかどうかも分からない、微妙なグレードの初期胚を移植するしか無かった前回…

10.胚移植の小休止期間-①もしかして卵巣過剰刺激症候群?

2度めの体外受精(採卵→受精)結果は上々ではあったが baby-waiting-blog.hatenablog.com 今回の排卵誘発方法(アンタゴニスト法)は排卵誘発剤を多用するため体への負担が大きく、子宮が多少なりと腫れてしまうので、採卵後1・2ヶ月は胚盤胞の移植を待たなけれ…

9.体外受精への挑戦2(トライ アゲイン)-③体外受精結果 受精卵は得られるか

色々辛かった2度目の採卵…。その成果は! 採取できた成熟卵32個 ↓(顕微授精) 受精卵21個 ↓(2日・分裂待ち) 初期胚19個 ※前回はこの段階で移植 ↓(3〜4日・分裂待ち) 胚盤胞数15個 というものすごい成果を上げることができた! 採卵前のエコーから、今回は多く…

9.体外受精への挑戦2(トライ アゲイン)-②2度目の採卵と仕事との両立

体外受精2巡目。一から方針の再検討である。 といっても、移植は指定日にクリニックへ行くだけなので、患者に選べるのは排卵誘発方法位だ。しかしこれがとても難しい。どの方法を選択するかで採卵に向けた通院回数=仕事への負担 が、大きく変わってくるから…

9.体外受精への挑戦2(トライ アゲイン)-①治療を継続するのか

体外受精を0から再挑戦しなければならなくなった絶望は大きかった。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 受精卵には各段階に応じてグレードがあり、一般的にグレードが高い方が妊娠率が高くなると言われているのだが、私が移植した初期胚のグレードは5段階評…

8.体外受精への挑戦-⑤初期胚移植 かかる大金 たまった仕事 体調不良 そして…

無事初期胚に至った受精卵ちゃんを移植するためクリニックに急いだ。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 初期胚の移植は麻酔を使う必要もなく、採卵よりかなり楽だった。受精卵ちゃんを子宮に入れてもらう時、 先生が『今、入ってますよ~。』 と声をかけて…

8.体外受精への挑戦-④採卵後の卵子ちゃんの経過

通院していたクリニックでは、状況に応じて初期胚と胚盤胞どちらを子宮に移植するか選択する。 卵子を複数個採取でき、受精後の分裂もうまくいった場合は、初期胚と胚盤胞、それぞれ保存したりすることもあるらしいのだが…、今回はたった1個の卵子しかなかっ…

8.体外受精への挑戦-③いざ採卵へ!

仕事のストレスがMAXの状態で、採卵日も含めた3回の2日に1回の通院と、服薬、注射3回(採卵前の2回の通院時に注射をしてもらったので、自己注射は1回で済んだ)を経て、心身共に這う這うの体で採卵日を迎えた。 幸いなことに、何とか採卵に足る卵子は卵巣で育…

8.体外受精への挑戦-②通院の大変さと仕事量の増加

体外受精のためには、当然ながら受精させる卵子を体から採取しなければならない。今回、私の選択した少しマイルドな排卵誘発方法では、採卵のタイミングを見計らうために、1~2日毎の通院を2~3回繰り返し、注射や服用薬を調整しながら採卵日を決定する。 ba…

8.体外受精への挑戦-①排卵誘発方法の選択

一言に体外受精と言っても、排卵誘発の方法はいくつかある。他クリニックのホームページなどをいくつか見てみると、排卵誘発剤をバンバン使って多くの卵子を排卵させる一般的な方法から、1ヶ月に1つ自然に排卵される卵子を利用するものまで、クリニック毎に…

7.タイミング指導から体外受精へ

8月から始めたタイミング指導だったが、11月から排卵誘発剤(クロミッド)を処方されるようになった。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 薬まで飲んでしまえば妊娠できるのでは…と、その効果に期待を寄せつつ、成果が全く出ないまま季節は冬になっていた。 年…