地方で働きながらの不妊治療!満身創痍

30代後半、地方で働きながら取り組んだ不妊治療の記録です。

9.体外受精への挑戦2(トライ アゲイン)-③体外受精結果 受精卵は得られるか

 色々辛かった2度目の採卵…。その成果は!

 

  採取できた成熟卵32個

   ↓(顕微授精)

  受精卵21個

   ↓(2日・分裂待ち)

  初期胚19個 ※前回はこの段階で移植

   ↓(3〜4日・分裂待ち)

  胚盤胞数15個

 

 というものすごい成果を上げることができた!

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 採卵前のエコーから、今回は多くの卵が育っていることは先生から聞いていた。とは言え、若い人でも20個採れれば大成功とい採卵で、32個も成熟卵が採取できたのは、私の30歳後半という年齢を考えると奇跡である!

大漁!大漁!わっしょい!わっしょい!

体外受精を始めて、神仏に見放されていると感じることが多かった私だが、この時ばかりは、

神様も仏様もいた!

と、拝み倒したい気持ちだった。

 

 妊娠成功率にも関わる胚盤胞のグレードについては、下図の通りである。

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胚盤胞の内、受精5日目で胚盤胞に至ったもの11個、うち、G5 AA 6個、G5 AB 1個、G5 BB 1個、G2 2個、G1 1個。受精6日目で胚盤胞に至ったもの4個、うち、G5 BB 1個、G5 BA 1個、G5 BC 1個、G1 1個、

と、グレードが良い卵も揃っている。

 

 たった一個の卵子しか採取できなかった前回と違い、今回は沢山採取できたので、初期胚よりさらに3日程分裂を続けさせた胚盤胞にしてから移植を目指すという作戦も功を奏した。なぜなら、受精して初期胚になっても胚盤胞にならずに分裂が止まってしまう受精卵も一定数存在するので、一般的には胚盤胞にしてから移植した方が妊娠成功率が高くなると言われており(※諸説あり 個人の状況によっても違い有り)、良質な胚盤胞を多数得られたということは、妊娠に向けて大きな一歩となるはずだからだ。

移植に至っても、その後が上手くいかず、かなり落胆した前回の経験を踏まえ、少しでも成功率が高い状況で移植に臨みたいという思いからの作戦だった。

 

 昼休みにクリニックに電話して、胚盤胞の数とそのグレード内訳を聞いた時は、飛び上がるほど嬉しかったことを今でも覚えている。妊娠に近づけたかもしれないという期待と、採卵による仕事と通院の調整や怖い自己注射からはこれでおさらばできるかもしれない!

やったぜ! 私、頑張った!

…と、もう妊娠したかのような気分だった。