地方で働きながらの不妊治療!満身創痍

30代後半、地方で働きながら取り組んだ不妊治療の記録です。

13.3度目の移植-②勇気を出して年休を取る

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 このままだと仕事を辞めなければならなくなる

不妊治療と仕事のどっちつかずの現状は本当に良くない。同僚にもかなりの迷惑がかかっている。

ただ、どうせ辞めてしまうのであれば、その前にあがいてみよう!と奮い立ち、3度目の胚(胚盤胞)移植に向け、一つ状況の改善を試みた。それは、更なる年休の取得である。

 3度目の移植はこれまでと同様に、

 ①服薬開始のタイミングでの通院

  ※開始日は生理が来た日から割り出す

 ②移植予定日1週間で少なくとも2回の事前診察

  ※体調次第で事前診察の回数が増える可能性有り

 ③胚移植本番

 ④移植約10日後に血液検査による妊娠判定を行う

という流れになるため、1ヶ月の間に少なくとも計5回の通院を要する見込みであった。特にしんどいのが、移植予定日前からの1週間で、移植日を含めると、1週間程の間に少なくとも3回の通院をするはめになる。

日帰り往復6時間通院日の次の日は、へとへとになりながら出勤し溜まった仕事を1~2日で片付け、さらに疲弊した状態で、また日帰り往復6時間通院…を3回繰り返す…。という苦行を、これまでの移植では繰り返していた。今から思い出しても吐き気がするような状態だった。

 

 好きで続けている仕事だが、たまたま結婚→不妊治療開始のタイミングで地方に赴任していただけで、ここまでの苦行を強いられることになるとは…。

本質的には、地方赴任そのものが悪いのでは無く、地方に体外受精に対応できる病院がほとんど無いのと、不妊治療という事情を伝えても、まだ2年しか経っていないから…と、元の勤務地に帰らせてくれなかった会社のせいなのだが…。

baby-waiting-blog.hatenablog.com

  少しでも充実した状態で次の移植に臨むため、今回は移植に向けた1週間、通院日の間の平日(出勤日)が1日だけの場合、年休を取ってクリニック近くの実家に泊まり込み、

たった1日の出勤のための地方-クリニック往復をやめよう

と考えたのだ。これだけで体はかなり楽になるはずである。

 

 4月に新規事業関連で職場が激務となり混乱した状態に陥った原因の一つは、前の上司達が『新しい責任者と決めて。』と、新規事業に関わる仕事の多くを先送りして自分達がいる間に片付けなかったことにあった。

そんな状態で、私の事情など十分に引き継がれているハズもなく、新しい上司達と人間関係を仕事を通じて構築している最中だったのだが、治療のための更なる年休取得について、私の現状を踏まえて話し合い、了解を貰うことができた。

後は同僚達である。一部の勘の良い人には気づかれていたようだったが、今まで以上に休暇をもらうことになるので、同僚にも事情を話さないわけにはいかない。

ということで、とても辛かったが、私の担当業務と関わりの深い業務を担当している同じ班の同僚1名(私よりも5歳位年上の男性)にも不妊治療という事情を伝え、迷惑をかけることを謝罪することにした。人に事情を話すことは辛かったし、ただの自己満足だったのかもしれないが、謝罪することができて思っていた以上に心の重りを軽くすることができた。