地方で働きながらの不妊治療!満身創痍

30代後半、地方で働きながら取り組んだ不妊治療の記録です。

13.3度目の移植-③移植に備えたのに…

 3度目の移植に向け、更なる年休の取得について上司に了解を取り、同僚にはお詫びをした私。

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 上司との話し合いは、思いのほかスムーズだった。私の置かれている状況→体外受精のスケジュール的大変さ・不確定性→その中での勤務がいかに困難か を淡々と話し、とりあえず今回の移植に関しては…ということで思いの外あっさりと了解を取り付けることができた。勇気を出して本当に良かった!まあ、満身創痍で青い顔をした部下からこのような相談を直接されれば、心中はどうであれ、直接Noを突き付けることも難しかったのでは、、、と思う。結果的に仕事に関わることを情に訴えることになってしまい申し訳無いことであった。

 新年度のバタバタも何とか一区切りを迎えつつあるタイミングで、年休を多めに取っても残りの日数に死ぬ気でフル稼働すれば、事前に予測可能な通常業務は何とかこなせる見込みが立っていた。後は、日付固定の仕事関係のイベントと、私の通院日が重ならないことを祈るのみだったが、これも大丈夫だった。

 今回は通院日と土日がいい具合にはまり、間に年休を取ったことで胚盤胞移植に向けて発生した事前診察のための2回の通院も、実家にほぼ入り浸りで至れり尽くせり快適に過ごすことができた。特に胚移植予定日直前の2日間は温泉が出るスーパー銭湯に通い、岩盤浴を行い、デトックス生活を送った。岩盤浴が効くかどうかは分からなかったが、体の疲れが軽減され、ストレスも少なくて済んだ。もちろん、溜まった仕事のことや、同僚への迷惑を考えると、ストレスフリーという訳にはいかなかったが…。

 『こんなに充実して移植に備えられたのは初めて!今回はいけるかもしれない…!後はこのままのクリニックに行くだけ!』と、気力が充実して前向きになっていた私だったが、世の中そんなに甘くはなかった。移植予定日に事件は起こった。嘘のような本当の話なのだが、震度6の地震が実家近くを襲ったのである。。。

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