地方で働きながらの不妊治療!満身創痍

30代後半、地方で働きながら取り組んだ不妊治療の記録です。

16.妊娠後期-⑧フライングで病院へ…

 実家に帰り食生活が革命的に改善してから赤ちゃんの推定体重はこれまでに無い程順調に増加した。今まで低体重気味だったのはやはり私が中々食べることが出来なかったせいのようだ。

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そして私には確信があった。それは、赤ちゃんは予定日よりも早く産まれるというものだ。

実は私が体質を色濃く受け継いだ母親の家系では、問題無い程度に予定日よりも早く産まれる子が多い。ちなみに母親にとって初産にあたる私は1週間、弟は1ヶ月も早く産まれた。母方の従兄弟達も似たような感じだった。そこで予定日10日前になり『もう産まれるね〜』と母と呑気に話していた。

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 そんな日の深夜、私はいつもの激しい胎動で中々眠れずベッドの中でグダグダしていた。その時、

『ジンッ』

とした痛みを下腹部?腰の辺り?に感じた。

『???』

いつもの胎動による痛みとは違う。

そしてまた12〜3分後にまた似たような痛みが…。

『??????…もしかして!?』

陣痛が来たと思った。

急遽陣痛の間隔を計るカウンターアプリをインストールし、陣痛の間隔を計り続けた。

10分、9分、8分…。3時間程かけて間隔がどんどん短くなる。

来た来た来た!と思い、夫に連絡し、寝ている両親を起こした。

両親ワクワク。私ドキドキ。

破水はしていなかったが、陣痛の間隔が遂に5分に突入した所で病院の産科専用ダイヤルの連絡し、行ってもいいという許可を貰い、タクシーに飛び乗った!

私と付き添いの母を見送る父に

『行ってくる!次、帰ってくる時は2人になってるから!』

とハイテンションに言った。

既に夜は明け、空は白み始めていた。

 

病院に着き、緊急出入口から産科へ!

 

産科へ向かうエレベーターでも『次このエレベーターに乗る時は2人になってるんだね!』と、母と話していた。

 

診察室に通され、ノンストレステストの時のような機器がお腹に付けられ、診察が始まった。

 

ドキドキ…。

 

助産師さん『…産まれる兆候はありません…。』

私・母『!!!』

(そう言えば今、そんなに痛くない。)

助産師さん『子宮口も検診の時から開いてませんし、前駆陣痛でしょう。』

私・母『…お手数をおかけしました…。』

 

 期待が完全に空振りに終わり、完全にピエロになった気分だった。落ち着くまで休憩していくかと聞かれたが、一睡もしていないこともあり、どっと疲れが出て、一刻も早く家に帰りたかった。まだ、少し痛みはあったのだが…。

病院を出て、期待に胸膨らむ夫にコトの顛末を伝え…、帰路に着いた。

前駆陣痛で病院に駆け込むことはそんなに珍しいことでは無いらしいし、もちろん誰も私を責めなかった。でも、完全にピエロになったショックは大きかった。

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実家に帰ってからはふて寝するしか無かった。。。

本当に疲れたなぁ…。ぐったり。。。