地方で働きながらの不妊治療!満身創痍

30代後半、地方で働きながら取り組んだ不妊治療の記録です。

17.出産-②陣痛が…来る!

 高位破水し、陣痛待ちで入院することになった私。

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 この時点で全く陣痛が来ていなかったので、ここからも長丁場になる覚悟だった。事前に調べていた出産経験談でも、破水はしたけれど陣痛待ちで何日か入院が必要になるケースは結構あるようだ。

 

 病室に入ってから早速地方で働く夫に電話で状況を伝えた。

 

私『今、破水で入院してるよ!』

夫『おお!遂に来たか!!そっち行くよ!』

私『いや、まあ近日中なんだろうけど、陣痛来るまで様子見だからまだあんまり期待しないで。』

夫『そうなんだ…。』

私『だからそっち(地方)からこっちに仕事休んで来るような状況じゃ無いから!』

夫『本当に?』

私『本当に。』

夫『…分かった…。』

私『産まれそうになったら連絡するから仕事中も携帯気にしといてね!』

 

 一応絶対安静だったので、面会時間ギリギリ迄付き添ってくれた母をベッドから見送りつつ、ボーッとしていた時、夫から電話がかかってきた。

 

夫『今電車乗ってるよ〜!』

私『えっ!』

夫『妻ちゃんからの電話の後に状況を上司に報告したら、今すぐ奥さんの所に行ってあげなさいって言われちゃって、急いでそっち行きの終電に飛び乗ったんだよ〜。』

私『上司、むっちゃ良い人やん!

本当に有難いね。陣痛が来ないと無駄足になっちゃうかもだけど、やっぱり嬉しいよ。。。』

夫『上司良い人なんだよ〜!』

私『で、どこに泊まるの?夫君の実家?だったら病院から結構離れてるし、私の実家に泊まれば?お母さんに聞いてみようか?』

夫『まだ何にも決めて無い!最悪ビジホでもいいと思ってたんだけど、病院から近い妻ちゃん実家に泊まらせてもらえると助かる!』

私『らじゃー』

 

明日になれば久しぶりに夫に会えることになり、とっても嬉しかった。

 

そう、夫の上司は親身なのだ。

 

まだ不妊治療をしていたその年度の4月に、夫と私が通っていた不妊治療クリニックの近くにある本社かその周辺の事務所に異動出来なかった時、私の上司は体外受精という状況になっていることを報告しなかった私が悪い…という感じ(実際は上司が聞こうとしなかった)の対応をしてきたのに対し、

夫の上司は『こんな事情付きで異動出来ないなんて…。』と、治療を続けながら仕事をどう続けるか、これからの方針を夫と一緒に考えてくれたそうだ。

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夫上司への感謝の気持ちと共に、嫌なことを思い出し、元上司への怨嗟の念を思い出しかけたが、今はそんなストレスを抱えている余裕はない。

 

…とにかく寝て明日を待とう…と決めて、期待と不安で寝付けず何時間もベッドの中でウダウダしていた時、

ズシンとジンジンが合わさったような、胎動でもない、今までの前駆陣痛でもない痛みが私の下腹部を襲った。

 

『破水もしてるしもしかて???』

 

一定の間隔で似たような痛みが何度か襲ってきたことを確認し、病院駆け込みフライング事件の時にインストールした陣痛間隔カウントアプリを再び起動する!

 

…陣痛の間隔はまだ10分以上ある。

 

それでも一応看護師さんに報告し、状況を伝えた。

 

 機器がお腹に取り付けられ、赤ちゃんの状態を確認された結果、恐らく本陣痛とのこと!もう少し様子を見ることになり、引き続き陣痛間隔を計るよう言われた。

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そうしている間にも、ジワジワジワジワ痛みが大きくなっていく気がする。

 

看護師さんは定期的に様子を見にきてくれ、お腹に取り付けた機器で何かを確認している。痛みの間隔が少しずつ短くなり、気がつけば夜が明けていた。

 

いよいよかもしれない…。