地方で働きながらの不妊治療!満身創痍

30代後半、地方で働きながら取り組んだ不妊治療の記録です。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

12.着床前診断のこと-④結び

様々な議論のある着床前診断。一般的に言われている論点や利点等の概要については、過去記事にも記載した通りである。 baby-waiting-blog.hatenablog.com そして、一般論に追加して、経験者(染色体検査(PGS)の分野で)として感じた検査の一番大きな利点は、 …

12.着床前診断のこと-③結果

熟慮の末実施を決めた着床前診断。検査に出した5日目に胚盤胞に至った貴重なG5 AAの検査結果は以下のようなものだった。 2個:異常無し 1個:染色体14番のトリソミーのモザイク 1個:染色体16番のトリソミー ※トリソミーとは染色体が通常より1本多い状態 ※モ…

12.着床前診断のこと-②内容

着床前診断の捉え方については医療機関毎に違いがあるようだ。 結構有名な専門クリニックでも、遺伝子検査(PGD)も染色体検査(PGS)も行わない所もあれば、日本産婦人科学会の指針に反して検査を行い、学会から資格停止処分をくらったり、院長が学会から退会す…

12.着床前診断のこと-①決断

今回の内容については、様々な考えから受け入れられないという人もいるかもしれません。不快になった方がいらっしゃればどうかご容赦を。 着床前診断という言葉をご存知だろうか。 不妊治療の体外受精を経験した人であれば、恐らく聞いたことはあるだろう。…

11.5.小噺-③不妊治療中の自主的我慢生活

ちょっと重いお話が続いたので、小噺を3回ほど挟むの第3弾です! 不妊治療中は色々気を遣うことが多かった。 まずは体を冷やさない!ということで、服装に気を付け、暑くても冷たい飲み物・食べ物を控えた。 妊娠を助けるとされる葉酸を摂取するため、ホウ…

11.5.小噺−②病院について

ちょっと重いお話が続いたので、小噺を3回ほど挟むの第二弾です! まさか体外受精まですることになるとは思わずに始めた不妊治療。2度の胚移植にも失敗し、結構来る所まで来た感が満載だったのだが、ここまで来て思った事は、 『最初から専門病院に行ってい…

11.5.小噺-①体外受精の費用 お金がない!

ちょっと重いお話が続いたので、3回ほど小噺を挟みます! 不妊治療あるあるで、たくさんの人が既に記事にしている内容だが、体外受精にはえげつない費用がかかる。 不妊治療開始時に受けた卵管造影検査や血液検査などで10万円以上かかっただけでも目玉ぽー…

11.2度目の移植-③移植結果

移植の結果は陰性だった。妊娠していなかった。 がっくりした。期待をかけていただけあって、今までで一番がっくりした。結果を告知された直後は何も考えられず、涙もでず、ただ手が震えていた。 お腹の中にもう赤ちゃんがいるかもしれない、と、移植から11…

11.2度目の移植-②移植にかける期待

仕事のバタバタと通院で体力的・精神的な消耗は激しかったが、今回の移植にかける期待は大きかった。 なぜなら今回移植するのは初期胚よりも分裂が進んだ胚盤胞! 胚盤胞に分裂するかどうかも分からない、微妙なグレードの初期胚を移植するしか無かった前回…

11.2度目の移植-①治療と仕事のどっちつかず

1ヶ月の休止期間を置いた後、胚盤胞移植のため、服薬などの準備が移植予定日の半月ほど前から始まった。 採卵と移植を同月に行った前回と違い、移植のみであったのでまだ少し心に余裕が持てた。 baby-waiting-blog.hatenablog.com とは言え、薬の服用開始の…

10.胚移植の小休止期間-③4月、取り残された職場で多忙を極める

4月になった。予想通り、いや、それ以上に多忙を極める職場を、直属の上司達や私以外の班員達は笑顔で爽やかに去っていった。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 採卵のための薬の影響で子宮が腫れていたため、治療を1ヶ月休むことになったのは結果的には良…

10.胚移植の小休止期間-②異動という希望と絶望

私の会社では4月の人事異動が一番多い。かくゆう私も次の4月の異動で元の勤務地へ戻れることへの希望に胸を膨らませていた。 元々期間限定の地方勤務であったし、異動が可能な最低限の年数は勤務したし、何より不妊治療や、その他実父の病気(不妊治療を始め…

10.胚移植の小休止期間-①もしかして卵巣過剰刺激症候群?

2度めの体外受精(採卵→受精)結果は上々ではあったが baby-waiting-blog.hatenablog.com 今回の排卵誘発方法(アンタゴニスト法)は排卵誘発剤を多用するため体への負担が大きく、子宮が多少なりと腫れてしまうので、採卵後1・2ヶ月は胚盤胞の移植を待たなけれ…

9.5.小噺-②自己注射は辛いよ

大筋の話の前に、書ききれなかった強烈体験をいくつか紹介していきます! 〇自己注射 生来の血管の細さ故に血管注射で辛酸を舐めて来た私。でも普通の注射で血管は関係ない。はずなのだが、積み重ねられた恐怖体験から、注射全般が苦手な私は、いつも目をつ…

9.5.小噺-①恐怖!血管注射

大筋の話の前に、書ききれなかった強烈体験をいくつか紹介していきます!〇注射とわたくし 2回の採卵に向けて行った計7回の自己注射が怖かったということは折に触れて記載していたが、不妊治療は自己注射のみならず、注射のオンパレードである。 検査のため…

9.体外受精への挑戦2(トライ アゲイン)-③体外受精結果 受精卵は得られるか

色々辛かった2度目の採卵…。その成果は! 採取できた成熟卵32個 ↓(顕微授精) 受精卵21個 ↓(2日・分裂待ち) 初期胚19個 ※前回はこの段階で移植 ↓(3〜4日・分裂待ち) 胚盤胞数15個 というものすごい成果を上げることができた! 採卵前のエコーから、今回は多く…