地方で働きながらの不妊治療!満身創痍

30代後半、地方で働きながら取り組んだ不妊治療の記録です。

8.体外受精への挑戦-③いざ採卵へ!

 仕事のストレスがMAXの状態で、採卵日も含めた3回の2日に1回の通院と、服薬、注射3回(採卵前の2回の通院時に注射をしてもらったので、自己注射は1回で済んだ)を経て、心身共に這う這うの体で採卵日を迎えた。

幸いなことに、何とか採卵に足る卵子は卵巣で育ってくれ、そして受精卵を戻すための子宮内膜の厚さも基準値に至った。

 

 様々な意見があるとは思うが、採卵は私にとっては結構しんどいものだった。もちろん局部麻酔はしていたが、始終鈍い痛みはあったし、何とも言えない不快感もあり、もう二度と経験したくない!というものだった。

何より怖い!

通常のエコー検査でさえ中々慣れないのに、卵巣に針を刺して卵子を採取するという作業は想像を絶した。多分、採卵中、その作業をイメージしてしまったせいで、よけいに辛くなってしまったと思う。先生からはずっと『力抜いて!リラックス!』と言われていたが、全ての感情をねじ伏せてそうしたいと思う理性的な自分と、そんなの無理無理!と思う本能的な自分が常に戦っている状況だった。

 

 想像以上にに衝撃的なものだった採卵。

その結果採取された卵子は…1個!

※受精させるに至らない未成熟卵除く

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もともと事前の検査で、成熟した受精に使えそうな卵子は2個程度しか無く、採卵でうまいこと取れればいいが、うまく採取できなかったり、受精がうまくいかなかったりで、移植にも至らない可能性もあるという話は先生から聞いていたので、覚悟はしていた。

が、あれだけ苦労したのに、たった1個しか採取できなかった事実に、私は思いのほかショックを受けた。そして、虎の子の1個の卵子

受精⇒分裂⇒移植

までの全ての希望を託さなくてはいけなくなり、不安MAXに。。。