地方で働きながらの不妊治療!満身創痍

30代後半、地方で働きながら取り組んだ不妊治療の記録です。

不妊治療

14.妊娠確認後-⑥転院と大量出血

仕事のイベントで無理をしたことが原因で不正出血をしてしまってから、私は無理をしないよう細心の注意を払って仕事に取り組んでいた。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 既にタクシー通勤を始めていたし、体外受精による不妊治療中、月4・5日程不規則に…

14.妊娠確認後-⑤悪阻で点滴

怖い怖い不正出血を経て初めての検診があったのは10週目のことだった。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 悪阻の重い吐き気に耐えながらの片道3時間の電車通院は、それだけで私を半死半生状態にしたが、とにかく赤ちゃんの無事が確認したくて、検診の日が来…

14.妊娠確認後-④不正出血

妊娠6週目頃からの酷い悪阻で飲食や本を読むことなど、日常生活のささやかな楽しみが全て苦しみに変わってしまった。車酔いのような止まらない吐き気は、私が日常生活で字を読むことさえも難しくしたのだ。しかし、机仕事の私が字を読まない、パソコンを使わ…

14.妊娠確認後-③悪阻で通勤、地方故に私は苦しまねばならぬ…

2回目の検診(6週目)直後から始まった重度の悪阻。主な症状は重度の吐き気だったわけだが、この吐き気は食欲減退や体重減などの身体的な問題をもたらしただけでは無く、私の通勤をも危うくしてしまった。 私は居住地の地方に異動した時から、バスを利用して…

14.妊娠確認後-②ひどい悪阻と上司報告

2回目の検診の帰りに災害レベルの記録的な大雨で、地方の自宅に帰れなくなるという、とんでも無い経験をした。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 検診は別日でも問題はさほど無いが、ホルモン周期によって施術が行われる不妊治療では何かのトラブルで予定…

14.妊娠確認後-①記録的大雨、止まる公共交通機関、地方は辛いよ

激務、体調不良、大地震など、血反吐を吐くような思いをしながら受けた3度目の体外受精の結果、何とか妊娠に至ることが出来た私。 baby-waiting-blog.hatenablog.com しかし、喜びもつかの間、その後も色々大変だった。 まず、妊娠3ヶ月の安定期に入る迄、…

13.3度目の移植-⑥移植結果

貴重なG5AAの胚盤胞(着床前診断を行ったもの)を移植する当日、震度6の地震に見舞われ公共交通機関が麻痺する中、泣きながらタクシー待ちの列に並び3時間近く遅刻しながらも、何とか移植にこぎつけるという、万全の体制で臨んだはずがバタバタの中終わってい…

13.3度目の移植-⑤交通機関が麻痺する中クリニックに行った

3度目の体外受精の胚盤胞(着床前診断までしたもの)移植日に震度6の地震発生!麻痺する交通機関。高齢の両親は車を手放しており、平日の昼間に移動の手助けを頼れる人もいない!最後の手段のタクシーは長蛇の列…どうなる私の胚盤胞移植! baby-waiting-blog…

13.3度目の移植-④交通機関が麻痺する中クリニックに行こうとした

嘘のような本当の話…。そう、3度目の体外受精の胚盤胞移植予定日の朝、大きな地震が実家近くを襲った。 移植は午後からだったので、その時私は、実家のベッドでゆっくりしていた。あっ地震だ!と思った瞬間、体験したことの無い揺れに見舞われた。揺れている…

13.3度目の移植-③移植に備えたのに…

3度目の移植に向け、更なる年休の取得について上司に了解を取り、同僚にはお詫びをした私。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 上司との話し合いは、思いのほかスムーズだった。私の置かれている状況→体外受精のスケジュール的大変さ・不確定性→その中での勤…

13.3度目の移植-②勇気を出して年休を取る

このままだと仕事を辞めなければならなくなる。 不妊治療と仕事のどっちつかずの現状は本当に良くない。同僚にもかなりの迷惑がかかっている。 ただ、どうせ辞めてしまうのであれば、その前にあがいてみよう!と奮い立ち、3度目の胚(胚盤胞)移植に向け、一つ…

13.3度目の移植-①今までに無い焦り

5月に行った2度目の胚盤胞移植がうまくいかなかったことは、本当に大きな衝撃だった。 グレードも高く、着床前診断の結果、染色体にも異常が見られなかった胚盤胞。なぜ上手くいかないのかを自問しても答えが出ないことは分かっていたが、次の3度目の移植も…

12.着床前診断のこと-④結び

様々な議論のある着床前診断。一般的に言われている論点や利点等の概要については、過去記事にも記載した通りである。 baby-waiting-blog.hatenablog.com そして、一般論に追加して、経験者(染色体検査(PGS)の分野で)として感じた検査の一番大きな利点は、 …

12.着床前診断のこと-③結果

熟慮の末実施を決めた着床前診断。検査に出した5日目に胚盤胞に至った貴重なG5 AAの検査結果は以下のようなものだった。 2個:異常無し 1個:染色体14番のトリソミーのモザイク 1個:染色体16番のトリソミー ※トリソミーとは染色体が通常より1本多い状態 ※モ…

12.着床前診断のこと-②内容

着床前診断の捉え方については医療機関毎に違いがあるようだ。 結構有名な専門クリニックでも、遺伝子検査(PGD)も染色体検査(PGS)も行わない所もあれば、日本産婦人科学会の指針に反して検査を行い、学会から資格停止処分をくらったり、院長が学会から退会す…

12.着床前診断のこと-①決断

今回の内容については、様々な考えから受け入れられないという人もいるかもしれません。不快になった方がいらっしゃればどうかご容赦を。 着床前診断という言葉をご存知だろうか。 不妊治療の体外受精を経験した人であれば、恐らく聞いたことはあるだろう。…

11.5.小噺-③不妊治療中の自主的我慢生活

ちょっと重いお話が続いたので、小噺を3回ほど挟むの第3弾です! 不妊治療中は色々気を遣うことが多かった。 まずは体を冷やさない!ということで、服装に気を付け、暑くても冷たい飲み物・食べ物を控えた。 妊娠を助けるとされる葉酸を摂取するため、ホウ…

11.5.小噺−②病院について

ちょっと重いお話が続いたので、小噺を3回ほど挟むの第二弾です! まさか体外受精まですることになるとは思わずに始めた不妊治療。2度の胚移植にも失敗し、結構来る所まで来た感が満載だったのだが、ここまで来て思った事は、 『最初から専門病院に行ってい…

11.5.小噺-①体外受精の費用 お金がない!

ちょっと重いお話が続いたので、3回ほど小噺を挟みます! 不妊治療あるあるで、たくさんの人が既に記事にしている内容だが、体外受精にはえげつない費用がかかる。 不妊治療開始時に受けた卵管造影検査や血液検査などで10万円以上かかっただけでも目玉ぽー…

11.2度目の移植-③移植結果

移植の結果は陰性だった。妊娠していなかった。 がっくりした。期待をかけていただけあって、今までで一番がっくりした。結果を告知された直後は何も考えられず、涙もでず、ただ手が震えていた。 お腹の中にもう赤ちゃんがいるかもしれない、と、移植から11…

11.2度目の移植-②移植にかける期待

仕事のバタバタと通院で体力的・精神的な消耗は激しかったが、今回の移植にかける期待は大きかった。 なぜなら今回移植するのは初期胚よりも分裂が進んだ胚盤胞! 胚盤胞に分裂するかどうかも分からない、微妙なグレードの初期胚を移植するしか無かった前回…

11.2度目の移植-①治療と仕事のどっちつかず

1ヶ月の休止期間を置いた後、胚盤胞移植のため、服薬などの準備が移植予定日の半月ほど前から始まった。 採卵と移植を同月に行った前回と違い、移植のみであったのでまだ少し心に余裕が持てた。 baby-waiting-blog.hatenablog.com とは言え、薬の服用開始の…

10.胚移植の小休止期間-③4月、取り残された職場で多忙を極める

4月になった。予想通り、いや、それ以上に多忙を極める職場を、直属の上司達や私以外の班員達は笑顔で爽やかに去っていった。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 採卵のための薬の影響で子宮が腫れていたため、治療を1ヶ月休むことになったのは結果的には良…

10.胚移植の小休止期間-②異動という希望と絶望

私の会社では4月の人事異動が一番多い。かくゆう私も次の4月の異動で元の勤務地へ戻れることへの希望に胸を膨らませていた。 元々期間限定の地方勤務であったし、異動が可能な最低限の年数は勤務したし、何より不妊治療や、その他実父の病気(不妊治療を始め…

10.胚移植の小休止期間-①もしかして卵巣過剰刺激症候群?

2度めの体外受精(採卵→受精)結果は上々ではあったが baby-waiting-blog.hatenablog.com 今回の排卵誘発方法(アンタゴニスト法)は排卵誘発剤を多用するため体への負担が大きく、子宮が多少なりと腫れてしまうので、採卵後1・2ヶ月は胚盤胞の移植を待たなけれ…

9.5.小噺-②自己注射は辛いよ

大筋の話の前に、書ききれなかった強烈体験をいくつか紹介していきます! 〇自己注射 生来の血管の細さ故に血管注射で辛酸を舐めて来た私。でも普通の注射で血管は関係ない。はずなのだが、積み重ねられた恐怖体験から、注射全般が苦手な私は、いつも目をつ…

9.5.小噺-①恐怖!血管注射

大筋の話の前に、書ききれなかった強烈体験をいくつか紹介していきます!〇注射とわたくし 2回の採卵に向けて行った計7回の自己注射が怖かったということは折に触れて記載していたが、不妊治療は自己注射のみならず、注射のオンパレードである。 検査のため…

9.体外受精への挑戦2(トライ アゲイン)-③体外受精結果 受精卵は得られるか

色々辛かった2度目の採卵…。その成果は! 採取できた成熟卵32個 ↓(顕微授精) 受精卵21個 ↓(2日・分裂待ち) 初期胚19個 ※前回はこの段階で移植 ↓(3〜4日・分裂待ち) 胚盤胞数15個 というものすごい成果を上げることができた! 採卵前のエコーから、今回は多く…

9.体外受精への挑戦2(トライ アゲイン)-②2度目の採卵と仕事との両立

体外受精2巡目。一から方針の再検討である。 といっても、移植は指定日にクリニックへ行くだけなので、患者に選べるのは排卵誘発方法位だ。しかしこれがとても難しい。どの方法を選択するかで採卵に向けた通院回数=仕事への負担 が、大きく変わってくるから…

9.体外受精への挑戦2(トライ アゲイン)-①治療を継続するのか

体外受精を0から再挑戦しなければならなくなった絶望は大きかった。 baby-waiting-blog.hatenablog.com 受精卵には各段階に応じてグレードがあり、一般的にグレードが高い方が妊娠率が高くなると言われているのだが、私が移植した初期胚のグレードは5段階評…